【軽視しない】
血圧を平常にコントロールしながら暮らす方が他の病気にならず、長生きできることが分かってきた。高血圧症は軽視しないで、専門医師の治療を受け、生活態度を含めて指導してもらうのがよい。医療機関の賢いかかり方を身につける訓練をしていただきたい。
【運動不足解消】
高脂肪、高タンパクの食事をさけ、過栄養状態にならないことが大切である。血液のさらさら効果がある、ねぎ類(ネギ、タマネギ、ラッショウ、ニンニク、アサツキなど)、納豆、ショウガなどを大いに利用したい。
【民間療法】
動脈硬化の予防効果が期待される、オオバコ、クコ、クワ、柿の葉、羅布麻、アシタバ、アマチャズル、エビスグサ、ゲンノショウコ、ドクダミ、ヨモギ、チャなどを含むお茶を愛用したい。水太りが認められるときは、オオバコ、ウツボグサ、キササゲ、トチュウなどを含むお茶が効果的である。
【漢方薬】
漢方医学では血圧に注目しなかった。しかし、症状にあわせて次のような漢方薬が用いられる。大柴胡湯は体格がよく、太り、筋力充実し、赤ら顔で、肩こり、みぞおちの重圧感、便秘などが認められる高血圧患者に用いられる。黄連解毒湯は体力中程度で、赤ら顔、のぼせ、イライラ、不安、動機などの症状がある高血圧患者に用いられる。その他、柴胡加竜骨牡蠣湯、釣藤散、五苓散、七物降下湯などが、症状にあわせて用いられる。高齢者の高血圧症では八味地黄丸がよく用いられる。
【現代医学】
種々の理由で、数多くの毛細血管のある臓器(脳、心臓、肝臓、肺、腎臓、膵臓など)に、無理に血圧を下げると、それらの臓器が傷付くことになる。 高い血圧を下げながら、臓器の保護作用もする薬が求められる。最近、優れた薬が利用されているが、臓器保護効果を監視する専門医が必要である。